今日は、我が家のうさぎさんの通院日。
11月に入ってから毎週水曜日に会社からお休みを貰い通院してました。
今週は夕方でも良いとの事だったので初めて夕方の受診をしました。
朝イチの動物病院は落ち着いた感じで動物の種類問わず飼い主さん達とお話ししたりと和やかな待合室なのですが…
夕方の動物病院はチョット違いました。
16:00過ぎに受診したのですが、患者さんならぬ患動物?は居らず直ぐに診察。
先週から今日にかけての尿検査の結果が芳しくなかったのでお腹の毛を刈ってエコー検査になりました。
待ってる間に事は起こったのです。
ダンボールを抱えた男の子が両親と来院。
野良ちゃんが怪我をしているので診て欲しいとの事。
なんていい家族なんだろう〜
と思ったのも束の間…
初めての動物病院らしく
はしゃぐ息子。
小学校一年生なのは名札で判ったのですが
「飼いたいよ」「(診察室)入りたいよ」「(野良ちゃん)お腹すいたって」
先生から
「治療をした後に飼うつもりですか?飼える環境ですか?」
と聞かれた時です…
お父さん「ちょっと…」
お母さん「えっ?拾ったからにはそのつもりで連れて来たんじゃないの?」
息子「飼いたいよ〜!ねぇ飼おうよ〜」
私も事務員さんも先生も「…」
その時、私は内心
病院に来る前に家族で命の重さについて話し合ってから来た方が良いのでは???
先生から、どうしますか?と聞かれ、少し時間を下さい。と言い、待合室に私とその家族だけ…小さな待合室に空気が張り詰めます。
いたたまれない気持ちのまま席も外せず
ただじっとうさぎさんのエコーが終わるのを待つしかありません。
お父さんはとりあえず診てもらって…
の一点張り。
お母さんは連れてきたから飼うつもりで来たんじゃないの?
そして息子に、お母さんが告げました。
このまま帰ろう。お父さんとお母さんの意見が違うから!!と…
結局、診てもらう事で落ち着いたので私はほっとしました。
我が家には、うさぎさんが居ますが
命を預かった以上、寿命が来るまで共に生活していきます。
子供にも簡単に動物は飼えない事を何度も話して説明しました。
身の回りのお世話から、病気になった時のケアなど。
今では子供も大きくなり理解してうさぎさんのお世話を手伝ってくれます。
現在、うさぎさんは毎晩投薬中です。うさぎ年齢で7歳、人に例えると64歳…かなりお年を召して来たので、子宮系疾患を患っている様子。
それにプラスして耳にある袋にカスが溜まってしまうので切開してカスを出します。来週また切開手術です。このまま悪化しない様にするのが今一番いい方法と判断。来週もうさぎさんと頑張ります。
今日会ったあの少年も命の重さをこれからあの野良ちゃんと感じで成長してくれるといいなぁと思いながら、病院を後にしました。