アラフィフパート主婦、なにかとお年頃のUmiです。
「更年期障害」かもと思いはじめたのは、45歳の頃からでした。
今思えばこの頃は、プレ更年期だったんだと思います。
そう思ったきっかけは、
規則正しく来ていた生理の周期がだんだんと長くなったことでした。
知り合いの看護師さんには、年齢的にもまだまだだよ〜っと言われました。
その時は、「まだなのね(笑)」と笑い飛ばしましたが、
本格的に「そうかも?」と思ったのは、49歳になった1っヶ月後でした。
更年期障害かも。
まだ確定ではないらしい😅お試しホルモン補充療法始めます – umi-challenge’s blog https://t.co/EPIPJSOYmO
— Umi (うみ) Lv50 人生を愉しむ〜平日より週末呟いてます (@umi_life_Lv50) November 7, 2022
自分の身に今、何が起こっているのか知りたくて
今回、更年期障害について調べてみました。
先に書いておきます。
今回、血液検査の結果でわかったこと・・・
更年期障害だけではなく、甲状腺機能も低下していた事でした。
間違われやすい病気もありますが、更年期障害と共に患っている可能性もあるので
専門医に判断してもらうことをお勧めします。
更年期障害を知る上でまず知っておきたいことは、
いつ、どのような状態のことを言うのでしょう
閉経
卵巣の活動がなくなり、
月経が永久に停止した状態のことを「閉経」と言います。
月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、
1年前を振り返って閉経としています。
日本人の平均閉経年齢は約50歳。
早い人で40歳台前半、遅い人で50歳台後半と個人差があります。
その、
閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」といいます。
更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」といい、
その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。
原因
更年期障害の主な原因は女性ホルモン(エストロゲン)が大きくゆらぎながら低下していきます。
その理由は脳と卵巣の関係にあります。
エストロゲンは卵巣から分泌され、年齢と共に卵巣の働きが衰えていくと共にエストロゲンの量も自然と減ってゆくのです。
すると、脳は
「エストロゲンが足りないよ!もっと出して〜!」
と卵巣に指令を出します。卵巣は司令どおりにエストロゲンを分泌しようとしますが、日によって分泌できる量が違うので、脳からの指令と卵巣の働きの間にギャップが生まれてしまい、エストロゲンの分泌の「ゆらぎ」が生まれる・・・というわけです。
このゆらぎによって脳は混乱し、自律神経が乱れてしまいます。
合わせて、
*身体的因子ー加齢
*心理的因子ー成育歴,性格
*社会的因子ー人間関係(職場環境・家庭環境)
これらが、重なり合って複合的に関与することで発症すると考えられています。
これがさまざまな更年期症状の原因です。
ホットフラッシュや発汗、イライラ、憂うつなどは、典型的な自律神経失調症状です。
真面目で頑張り屋、神経質、完璧主義といった性格の人は、更年期の症状を感じやすい傾向にあると言われています。また、この時期の女性は、仕事や子育て、子どもの巣立ち、介護など環境のストレスも多く存在します。そうしたストレスが大きいと、更年期の症状が重くなることが知られています。
症状
更年期障害の症状は
代表的な症状はホットフラッシュと呼ばれる「のぼせ」「ほてり」「発汗」です。
特に運動したわけでもないのに、急にカーッとほてってのぼせたり、汗で服がぐっしょり濡れてしまったりすることも。
ほかには、
「めまい」「動悸」「手足の冷え」「しびれ」「だるい・疲れやすい」「頭痛」「肩こり」「関節の痛み」「耳鳴り」「腟の乾燥・性交痛」
「物忘れ・記憶力の低下」「眠れない」「クヨクヨ・憂うつ」「イライラ」「情緒不安定」など、さまざまな症状があります。
治療方法
①ホルモン補充療法(HRT)
更年期障害の主な原因がエストロゲンのゆらぎと減少にあるため、少量のエストロゲンを補う治療法(ホルモン補充療法:HRT)が行われます。
HRTは、ほてり・のぼせ・ホットフラッシュ・発汗など血管の拡張と放熱に関係する症状に特に有効ですが、その他の症状にも有効であることがわかっています。
エストロゲン単独では子宮内膜増殖症のリスクが上昇するため、子宮のある方には黄体ホルモンを併用します(エストロゲン・黄体ホルモン併用療法)。
手術で子宮を摘出した方には、黄体ホルモンを併用する必要はありません(エストロゲン単独療法)。
HRTに用いるホルモン剤には飲み薬、貼り薬、塗り薬などいくつかのタイプがあり、またその投与法もさまざまです。
先生と相談して、その人に合った最適な治療法を選択していきます。
HRTに関しては、一時乳がんなどのまれな副作用が強調される傾向にありましたが、最近になって、更年期にHRTを開始した人では心臓・血管の病気や骨粗鬆症など老年期に起こる疾患が予防できるという利点が、再び見直され始めています。
②漢方薬
漢方薬はさまざまな生薬の組み合わせで作られており、全体的な心と体のバランスの乱れを回復させる働きを持ちます。多彩な症状を訴える更年期女性に対しては、「婦人科三大処方」とも呼ばれる当帰芍薬散・加味逍遥散・桂枝茯苓丸を中心に、さまざまな処方が用いられます。比較的体力が低下しており、冷え症で貧血傾向がある方に対しては当帰芍薬散を、比較的体質虚弱で疲労しやすく、不安・不眠などの精神症状を訴える方に対しては加味逍遥散を、体力中等度以上でのぼせ傾向にあり、下腹部に抵抗・圧痛を訴える方に対しては桂枝茯苓丸を、それぞれ処方します。
③向精神薬
気分の落ち込み・意欲の低下・イライラ・情緒不安定・不眠などの精神症状が最もつらい症状である場合には、抗うつ薬・抗不安薬・催眠鎮静薬などの向精神薬も用いられます。選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)などの新規抗うつ薬は副作用も少なく、またほてり・発汗など血管の拡張と放熱に関係する症状にも有効であることが知られています。
間違われやすい主な病気
更年期障害の症状と似ているため間違われやす病気があります。
①自律神経の乱れ→甲状腺疾患(橋本病・バセドウ病)
②うつ
③膠原病(関節リュウマチなど)
④めまい、吐き気→メニエール病
⑤貧血
⑥五十肩
間違われやすい反面、実は隠れていたなんてこともあるので
婦人科のかかりつけ医をもつことをお勧めします。
隠れていた病気
先にも書きましたが、今回の血液検査で甲状腺機能の低下が発覚しました。
最初の問診では、「更年期障害」か「うつ」か「甲状腺疾患」が疑われ、
更年期障害の診断は出ませんでした。
現在、「更年期障害(仮)」の診断で、投薬治療中です。
甲状腺疾患は、現在通院中の主治に治療をお願いしこちらも投薬治療が開始されました。
伝えたいこと
ホルモン補充療法と甲状腺の投薬で、気持ちも身体も先月とは別人に快適になりました。
更年期だから・・・と諦めず、医師にかかることをお勧めします。